舌がん・口腔がん・歯肉がん｜レイクタウンたけのこ耳鼻咽喉科｜耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科（越谷レイクタウン駅　徒歩3分）

耳鼻咽喉科で診察する範囲はとても広く、鼻や耳から始まって食道に入る手前の下咽頭までかなり縦長に広がっています。そのどこにでも“癌”いわゆる悪性腫瘍は発生しますが、発生する部位によって少し性質に違いがあって、喉頭がんや咽頭がんは幼弱ながん細胞なので進みが早い一方放射線治療や抗がん剤などの化学療法が比較的効果が出やすいのですが、舌がん、口腔がん、歯肉がんなどの口の中に出来るがんは丈夫な性質のがんが多いためはじめから手術が必要になります。

では、実際にはどういったものなのかお見せします。

舌がん・口腔がん

口の中に出来るがんは多くはほったらかしの虫歯の長年の刺激などで出来てくることが多いです。
特に舌がんは奥歯の虫歯にこすれやすい舌の横面に多く出来ます。

なかなか治らない口内炎が危険信号です。
舌がんの多くは最初は白いまだら模様が出来ます。いわゆる前がん状態です。
この前がん状態の10人に1人が癌になっていくといわれています。

今までの経験上、前がん状態の白い部分に、

①潰瘍が出来てきた
②痛みが出てきた
③しこりがある

①～③のうち2項目があれば癌になってしまっている可能性が高いと考えます。

舌の先端に出来るがんは、またしてもタバコが原因の事が多いです。
タバコはあらゆるがんの発生率を上げます！！
禁煙しましょう！！

あとは歯並びが悪い人では、歯を舌でいじる癖がある人も要注意です！！

虫歯のほったらかしは歯が痛くなるばかりではありませんこのようながんの原因になります。
早めに歯医者さんにいって治しましょう！！
その前に、まずは毎日きちんと歯を磨きましょう！！

歯肉がん・歯肉悪性腫瘍

舌がんよりもさらに恐ろしいのが歯肉に出来る歯肉がんです。
やはり虫歯のほったらかしでできたり、入れ歯やブリッジがあわないままほったらかしにしていて出来てくることが多いです。
歯茎に出来る歯肉がんは顎の骨ごと切除しないと治せないので大変な手術が必要になります。

虫歯のほったらかしはやめましょう！！
歯医者さんできちんと治しましょう！！

また、糖尿病の人、いろいろな薬の影響で唾液が少なくなっている人、体重増加でいびきがひどくなって口呼吸で寝ている人、は虫歯になりやすいので気をつけましょう。