感染症検査機器
当院では、通常の迅速抗原キットに加え、感染症迅速診断システム(クイックチェイサーImmuno ReaderⅡ)とPCR法で遺伝子を調べる全自動遺伝子解析装置(Smart Gene)、という3段階の検査機器を用いて高感度の装置を使用し迅速かつ正確な診断に努めています。
ウイルス検出分析装置
インフルエンザは毎年のように流行を繰り返し、社会生活へ大きな影響を与えています。
感染者は年間1000万人と身近な感染症でありながら、インフルエンザ脳症や肺炎などの合併症によるインフルエンザ関連死は、年間1万人(超過死亡数)と推定されており、重篤な合併症や時には死に至る恐ろしい病気です。
経験した人も多いと思いますが、インフルエンザは急激に症状が悪化します。
それもそのはず、1個のウイルスが8時間後には100個、16時間後に1万個、24時間後には100万個と爆発的に増殖するのです。
そこで早く診断、治療を開始したいところですが、通常のインフルエンザ診断キットでは、ウイルス量が少ない時期に検査した場合は感染していても陽性にならないことがあり、一般的に発熱後12~24時間経過してから検査を行います。そのため、翌日に再び来院をしなくてはならないケースがあります。
しかし、治療薬は48時間以降に開始しても治療効果はさほど見込めません。
(治療薬はウイルスの増殖を抑える効果があるが、48時間経過した時点で増殖はピークに達しているため)
このウイルス検出装置は、独自の増幅技術により検出感度を向上させ、発熱後6時間から検査が可能となりました。
また感度(病気の人が病気と診断される割合)も通常のキットと比べ高い一致率ほぼ100%と正確に診断ができます。
(患者さんの検査負担金額は変わりません。3割負担で600円程です)
感染者は年間1000万人と身近な感染症でありながら、インフルエンザ脳症や肺炎などの合併症によるインフルエンザ関連死は、年間1万人(超過死亡数)と推定されており、重篤な合併症や時には死に至る恐ろしい病気です。
経験した人も多いと思いますが、インフルエンザは急激に症状が悪化します。
それもそのはず、1個のウイルスが8時間後には100個、16時間後に1万個、24時間後には100万個と爆発的に増殖するのです。
そこで早く診断、治療を開始したいところですが、通常のインフルエンザ診断キットでは、ウイルス量が少ない時期に検査した場合は感染していても陽性にならないことがあり、一般的に発熱後12~24時間経過してから検査を行います。そのため、翌日に再び来院をしなくてはならないケースがあります。
しかし、治療薬は48時間以降に開始しても治療効果はさほど見込めません。
(治療薬はウイルスの増殖を抑える効果があるが、48時間経過した時点で増殖はピークに達しているため)
このウイルス検出装置は、独自の増幅技術により検出感度を向上させ、発熱後6時間から検査が可能となりました。
また感度(病気の人が病気と診断される割合)も通常のキットと比べ高い一致率ほぼ100%と正確に診断ができます。
(患者さんの検査負担金額は変わりません。3割負担で600円程です)
マイコプラズマ遺伝子解析装置
マイコプラズマ肺炎とは、「肺炎マイコプラズマ」という微生物に感染することで起こる呼吸器感染症です。
患者さんの80%は14歳以下で、小児や若い人の肺炎の原因として多いです。
肺炎といっても一般的な肺炎とは違い、急性上気道炎、すなわち軽い風邪程度で済むことが多いですが、一部の人は肺炎になり重症化することがありますので、注意が必要です。
患者さんの80%は14歳以下で、小児や若い人の肺炎の原因として多いです。
肺炎といっても一般的な肺炎とは違い、急性上気道炎、すなわち軽い風邪程度で済むことが多いですが、一部の人は肺炎になり重症化することがありますので、注意が必要です。
■ 流行時期
一年を通してみられますが、冬にやや増加します。
■ 感染経路
患者さんの咳のしぶきを吸いこんだり(飛沫感染)、患者さんと身近で接触したりする(接触感染)と感染します。
感染力はあまり強くはありませんが、家族や友人など、長い時間一緒にいる人が感染した場合は注意が必要です。
症状の強い時1週間ほどが一番うつしやすい時期ですが、回復後も数週間は菌の排出が続くため、治った後の元気な子でも感染源となり得ます。
また、一生の間に繰り返し感染します。
感染力はあまり強くはありませんが、家族や友人など、長い時間一緒にいる人が感染した場合は注意が必要です。
症状の強い時1週間ほどが一番うつしやすい時期ですが、回復後も数週間は菌の排出が続くため、治った後の元気な子でも感染源となり得ます。
また、一生の間に繰り返し感染します。
■ 症状
2~3週間のどや鼻に潜伏してから症状が出始めます。
熱、頭痛、だるさ症状の後、乾いた咳が出始め、徐々に咳は強くなり夜間早朝に出やすくなります。
解熱し症状が軽くなっても3、4週間咳だけ続きます。
熱、頭痛、だるさ症状の後、乾いた咳が出始め、徐々に咳は強くなり夜間早朝に出やすくなります。
解熱し症状が軽くなっても3、4週間咳だけ続きます。
■ 検査
マイコプラズマは他の感染症検査と異なり確定診断が難しい感染症です。
確定診断は、①培養による分離 ②血液中の抗体価の上昇 ③遺伝子検査で行われますが、それぞれ、
① 時間がかかる
② 1回の採血では判定できず2回採血しなければならない事がお子さんの負担になる。
③ 特殊な装置なので総合病院などにしか設置されていない。
という欠点がありました。
通常クリニックでは、迅速検査キットを用いて検査してると思われますが、感度が60%程度と信頼に欠けるものでした。
確定診断は、①培養による分離 ②血液中の抗体価の上昇 ③遺伝子検査で行われますが、それぞれ、
① 時間がかかる
② 1回の採血では判定できず2回採血しなければならない事がお子さんの負担になる。
③ 特殊な装置なので総合病院などにしか設置されていない。
という欠点がありました。
通常クリニックでは、迅速検査キットを用いて検査してると思われますが、感度が60%程度と信頼に欠けるものでした。
そこで当院は高感度の遺伝子検査装置を導入し、短時間(約30~50分)、負担少なく(採血せず、のどから検体を採取します)確定診断ができるようになりました!
長引く咳は、逆流性食道炎など消化器、肺炎など呼吸器、副鼻腔炎など耳鼻咽喉科と他科をまたぐ症状で、診断は容易ではありませんが、この装置により診断の大きな一助になっています。
レイクタウンはニュータウンで若いご家族が多く、お子さんの多い地域です。
連日多くのお子さんが風邪症状で来院されます。
当院では、乳幼児に多いヒトメタニューモウイルスやRSウイルスの検査キットも導入し、確定診断、早期治療のために積極的に検査をしています。
少なからず、それがお子さんの熱や咳などの苦痛を和らげることに繋がるからです。
ただし、検査は万能ではありませんので検査だけに頼らず、しっかりと患者さんと向き合って、診て、聴いて診療を行っていますので、小さな赤ちゃんからお年の方まで安心して受診できるよう心がけております。
連日多くのお子さんが風邪症状で来院されます。
当院では、乳幼児に多いヒトメタニューモウイルスやRSウイルスの検査キットも導入し、確定診断、早期治療のために積極的に検査をしています。
少なからず、それがお子さんの熱や咳などの苦痛を和らげることに繋がるからです。
ただし、検査は万能ではありませんので検査だけに頼らず、しっかりと患者さんと向き合って、診て、聴いて診療を行っていますので、小さな赤ちゃんからお年の方まで安心して受診できるよう心がけております。