「声がかれる」「飲み込みにくい」「匂いが分からない」など、のどや鼻の奥の違和感や不調がある場合や、病状の経過確認の際に電子スコープを用いて診察します。
● ビデオ鼻咽喉スコープ
電子スコープの太さは、外径3.4mmと従来に比べ細くなっており、鼻から挿入しますので吐き気を生じることも少なく検査が可能です。
また、電子スコープにはNBI*という最新のテクノロジーを駆使した特殊なシステムが搭載されており、微細な病変の確認も可能で「がん」の早期発見の助けになります。
また、電子スコープにはNBI*という最新のテクノロジーを駆使した特殊なシステムが搭載されており、微細な病変の確認も可能で「がん」の早期発見の助けになります。
*NBIシステムは、粘膜表面の毛細血管と組織をより見やすくする画像強調テクノロジーです。
狭帯域光観察(NBI=Narrow Band Imaging)。
狭帯域光観察(NBI=Narrow Band Imaging)。
がんは、自分の成長のため、周囲に異常な血管を広げることが知られています。
この内視鏡で撮影するとモニター上では、表面の毛細血管が茶色に、奥の組織内部の血管は青緑色に表示されます。
この、異常な血管が見やすくなった新しい技術により、これまでの内視鏡(通常光)では分からなった粘膜表層のがんの早期発見の助けになります。
この内視鏡で撮影するとモニター上では、表面の毛細血管が茶色に、奥の組織内部の血管は青緑色に表示されます。
この、異常な血管が見やすくなった新しい技術により、これまでの内視鏡(通常光)では分からなった粘膜表層のがんの早期発見の助けになります。
● 超細径観察用ファイバー
また、当院には、外径2.4mmの超細径のファイバーもあり、小児や鼻腔の狭い人にも容易に挿入でき、赤ちゃんに多いクループ(急性喉頭炎)や、お子さんのいびきや無呼吸の原因になるアデノイド(鼻の奥の扁桃)の観察も負担を少なく行えます。
● 処置用ファイバー
クリニックには珍しい異物除去鉗子付きファイバーもあります。
見える範囲でしたらすぐに除去することが可能ですが、奥の舌の付け根の方の場合は、通常大学病院へ紹介されることも多いです。
当院では、まず電子スコープで異物の位置を確認し、奥に異物を確認した場合、鉗子付ファイバーを使用し摘出します。
先端から洗濯バサミのような器具がでてきて異物(魚骨など)をつまんで取り出します。
手技の難しい処置ですが、院長先生はあっという間に摘出します!
見える範囲でしたらすぐに除去することが可能ですが、奥の舌の付け根の方の場合は、通常大学病院へ紹介されることも多いです。
当院では、まず電子スコープで異物の位置を確認し、奥に異物を確認した場合、鉗子付ファイバーを使用し摘出します。
先端から洗濯バサミのような器具がでてきて異物(魚骨など)をつまんで取り出します。
手技の難しい処置ですが、院長先生はあっという間に摘出します!
ビデオスコープ径の比較
鼻咽腔内視鏡検査の様子
鼻に麻酔のスプレーをしてから電子スコープを挿入します。
検査時間は3分程度で、その場で撮影した画像の説明、診断、治療の開始をします。
内視鏡検査は予約制ではなく、来ていただいた日にすぐ検査できます。
費用は、健康保険3割負担で2,000円程度です。
検査時間は3分程度で、その場で撮影した画像の説明、診断、治療の開始をします。
内視鏡検査は予約制ではなく、来ていただいた日にすぐ検査できます。
費用は、健康保険3割負担で2,000円程度です。
NBIシステムの原理
通常の光線では何ともないように見える粘膜をNBIで見ると、赤丸で囲んだところに茶褐色の領域(brownish area)が認められます。
さらに拡大観察し異常血管を認めると早期咽頭癌の疑いとなります。
当院ではブラウニッシュエリアが認められた場合、詳しい検査が必要なので近隣の総合病院へ紹介しています。
さらに拡大観察し異常血管を認めると早期咽頭癌の疑いとなります。
当院ではブラウニッシュエリアが認められた場合、詳しい検査が必要なので近隣の総合病院へ紹介しています。